2009年06月29日

なんのみやつこ?

「いまはむかし、たけとりのおきなというものありけり」

いきなり梅子が諳んじ始めました。学校の古文の課題だそうです。
『竹取物語』。定番中の定番ですね。

「ママも昔憶えたよ〜。のやまにまじりてたけをとりつつ、よろずのことにつかいけり」

「なをば、さぬきのみやつことなむいいける」

「え?今なんのみやつこって言った?」

「さぬきのみやつこ」
「うっそー、さかきのみやつこでしょ!」

「教科書にさぬきって書いてあったよー」
「ちがうってば〜。さ・か・き!」
「うどんの讃岐だよう〜」

「ひゃーはははは、なんだそりゃ。証拠を見せてしんぜよう!」


ごそごそ…読み聞かせ用のアンソロジーに収録されている『竹取物語』のページを開きました。

「ほら!“さかきのみやつこ”じゃーん!!」
←勝ち誇る
「でも〜〜〜学校の国語の教科書には絶対“さぬきのみやつこ”って・・・」
「ホントにホントだな?間違いなく“さぬき”って書いてあるんだな?!」

「書いてある!」
「絶対だな?!もし書いてなかったらどうする?」

「う… じゃあママはもし“さぬき”って書いてあったらどうする?」
「へっへーん、なんでもしてあげるわよ。お馬さんになって背中に梅子乗せて町内一周だって…」

「していらないから・・・
あせあせ(飛び散る汗)

いい年こいて、どうしてこういうバカげたやり取りをしてしまうのでしょうね?>自分

結局、なぜかこんな賭けをすることになりました。
“さかき”だったら梅子は毎日洗濯物を畳む。お弁当も自分で作る。
“さぬき”だったらWiiスポーツリゾートを買う。

「やったー♪ 絶対ね。教科書が“さぬき”だったら買ってくれるって約束ね!」


なんでしょうか、この自信。い、いや、絶対絶対“さかき”だもんね。
これで私も弁当作りから解放されるのよ。
ここ3週間、土日も休まず毎朝毎朝お弁当作らされて辛かったわ。うっうっ。
もう日曜日は心おきなくお寝坊出来るわ。わーい!

「じゃあ友達に電話して訊いてみる〜」
「アンタ自分の教科書は?」
「学校に置いて来ちゃったから〜」

「うめこー!!!パンチ

ところがなかなかお友達がつかまりません。
では母も一応確認しましょうかね。検索検索。

え゛・・・・?!たらーっ(汗)

竹取の翁の名は「さかきのみやつこ、 さるきのみやつこ、さぬきのみやつこ」である
伝承によって違う
文献によりまちまちである


ぎょえ〜〜〜〜〜がく〜(落胆した顔) この歳になるまで知らなかった。(恥)

翌日、学校から持ち帰った教科書を梅子に嬉しげに突きつけられ、昨日ソフト買わされましたよ。。。

「ありがとー、○○出版(教科書会社)、ありがとー、みやつこ!
ハートたち(複数ハート)
って、誰にお礼言ってんのさ、キイキイ。
どうせなら私の決めつけに感謝しろー、プンプン。


私は非常に「頭ごなし」に走りやすい体質なので日頃極力気をつけてはいるつもりだったんだけど、こんなところで墓穴を掘るとは。
特に梅子を相手にすると、まず自分を疑ったりはしないことが多いので、いい戒めになりました。
しかしなー、みやつこ。名前ひとつにしとけよ!むかっ(怒り)(八つ当たり)
でもWiiスポーツリゾート、楽しいからいいわゴルフバスケットボール飛行機ぴかぴか(新しい)(負け惜しみ)

この先梅子が
「試験校舎の鐘の声、授業無情の響きあり…」とか言い出しても、取りあえずまずは自分を疑ってみることにします。
posted by ひそそか at 15:06| 東京 雨| Comment(10) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月26日

箸れ!ひそそか

梅子は毎朝7時半に家を出て行きます。
ので、私は7時に起きてお弁当を作らねばなりません。
いや、入学当初は6時半には起きていたのですけど、慣れてきたらだんだん遅くなっちゃって〜♪
切ったり洗ったりの下ごしらえは前夜のうちに済ませておいて、ジャッジャッとやったらすぐできるもん。

「行ってきま〜す」

「あいよ〜、気をつけてね」

いつも通りの挨拶を済ませ、エレベーターに乗り込む梅子を見送って
さてムッシュのコーヒーでも淹れようかとキッチンに戻ると・・・
どんっ(衝撃) 箸箱入れるの忘れたーーー!!! ←定番ポカ

ご飯はおにぎりにしたし、おかずは手づかみで食べちゃえばいいか?
(今日のおかずは肉野菜の炒め物と銀ムツの煮付け…etc.)←手づかみ無理

友達に借りるとか、いや、学校にも何か救済策の用意があるかも←ないかも

一瞬ためらった次の瞬間、ミッフィーちゃんの黄色い箸箱を握りしめた私は
マンションのドアから飛び出していましたダッシュ(走り出すさま)
エレベーターの階数表示が11階なのを確認し、今度は躊躇わずに非常階段へGO!
路上に出て駅の方角を見やると、既に梅子の後ろ姿はありません。
うちから駅へは一直線で約200m、駅の入り口見えるくらい近いの。

ママチャリに飛び乗って駅まで30秒、その場に乗り捨てて階段を駆け下りましたダッシュ(走り出すさま)ダッシュ(走り出すさま)
う、改札にもいない。すばやいヤツめ。
梅子が乗る電車は36分発、駅の時計は35分。

「すみませーん、箸!お箸渡したいので入らせてくださーい
あせあせ(飛び散る汗)

箸箱振り回しながら駅員さんに訴えたら

「どうぞ〜」

笑いながら改札開けてくれました。グラッチェ!!
電車が滑り込もうとしているホームに駆け下りたら、いたいたっ。

「梅子〜、箸!箸!」

「ああ、ママッ!ありがと〜〜〜〜〜わーい(嬉しい顔)ハートたち(複数ハート)
という反応を期待していたワタクシは、見事に裏切られましてよ。

「うっ…ちょっと〜〜〜〜がく〜(落胆した顔)
だって・・・・

箸箱を受け取ってそそくさと電車に乗り込む梅子の後ろ姿の冷たいこと。

ひどくない?(涙)
この私の、母の愛を素直に感謝して受け取れないような子に育てたおぼえはないぞ!!

ふんだふんだ。なにさ。
持ってってなんかやるんじゃなかったよ。
アンタなんかおサルさんみたいに手で魚の身をほぐして食べればいいわよ。
人の親切をなんだと思ってるのよむかっ(怒り)←自分のボケは棚上げ

憤懣やるかたない思いで帰宅し、玄関の姿見をふと見ると・・・
髪の毛ボサボサ、顔テカテカ(しかも眉なし)、ノー○゛ラ姿の私がたらーっ(汗)
おまけに下はリラックスパンツに履き替えてこそいるものの、上はパジャマ!(爆)
ホームで振り向いた梅子のギョッとした表情もうなずけるってもんです。わははのは。

だ、だいじょうぶよね。パジャマったってパッと見Tシャツっぽいし、
ボサボサ髪だってある意味お洒落なルーズヘアに見えなくはないし。
それになにより、この私を見て「ひそそかさん」だと気づく人はいないはず!

ゴミ出しだって眉毛だけは描いて出るんですけどね〜。
アー○ネイ○ャーとかアデ○ンスに相談して眉だけ植毛してもらおうかしら・・・
地震や火事の時に眉毛描いてて逃げ遅れたら困るもんね。

普段は梅子の忘れものなんて届けたりしない私ですが、今朝の場合は
「私の忘れもの」だったので、ついしゃかりきに走ってしまいました。
どうせならもう取り返しのつかない時間に気づけばよかったわ。
posted by ひそそか at 10:43| 東京 晴れ| Comment(13) | TrackBack(0) | おっちょこちょい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月17日

世界で私ひとりの不安と孤独

記事投稿画面で文字サイズをいじらないと、この大きさです。

好きかも(ぽっ) ←小声で囁くのが、これ。

しんじられなーい ←ちょっと強調したいときは、これ。

なんてこった! ←びっくりしたら、これ。

きゃー!!! ←大声になると、これ。

コノヤロー!! ←怒り出すと、これ。

ばっかもーん! ←罵声は、これ。

鍋! ←怒りマックス。

それであのう、基本サイズ(←この大きさ)よりも小さいのは「好きかも」だけで
「しんじられなーい」は基本よりひとまわり大きく私には見えています。
今までずっとそのつもりでサイズを設定してきたつもりなんです。

ところが!!
閻魔帳で大きくしたはずの文字が小さく見えることを歌舞子さんの囁きで知りました。

Σ( ̄□ ̄;)!!

「ひそ窓だって強調したい文字が小さくなってるよね」

うっそー!早く言ってよっっ。
私って3年半ものあいだ、意図とは全く真逆のことをしてきたってワケ?

「わかんないよ、そんなふうに見えているのは世界で私だけかもしれないし」


そういえば以前小僧でもそういうことがあったような。
でも、「世界で私だけ」はひそそかのほうだという可能性もあります。
ちょっと前も、私以外の人には大きな字で見えていた記事もあったし。
うううううそ〜〜〜〜〜 ひょっとして・・・・

こんなふうに見えているのは私だけ?

みんな「空は青い」というけれど、みんなの「青」と私の「青」は同じなのかしら?
みんなが「青」だと言っている色は、実は私が「赤」だと思っている色で
空が青く見えているのは私だけで、本当の空は真っ赤っかなんじゃないかしら?
目には全然違う色が映っているのに、それを「青」と呼んでいるというただそれだけで
お互いの目に同じものが見えていると、なぜ言える?
世界がこう見えているのは、私だけかもしれない。
         ↑
子どもの頃に抱いた疑問を思い出してしまいました。


「せかいはひとつ」なんかじゃない。
見ているものはみんな違って、人の数だけ世界がある。
でも空間はひとつだから、そのなかでゴチャゴチャ一緒に生きているのが
難しいし面白いのよね〜・・・なんつう当たり前のことを、今さらながら思ってみる。
だけど私以外のみんなには「青」なのに、私だけが「赤」だったら・・・
「赤」を「青」と思い込んでいるのだとしたら・・・

そして孤独と不安に打ち震えるのでありました。
ねえねえ、文字の大きさ、どう見えてるの? おしえてーー!!
posted by ひそそか at 11:52| 東京 曇り| Comment(24) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

間違い探し

6月ですね。
気持ちよく晴れわたった2日、「今日しかない!」と一念発起して徹底的に衣替えを済ませました。
受験モードに突入していたここ2シーズンほどは「とりあえず」で済ませちゃったから。
いや、一応オークションで捌かなきゃならないから、出したり入れたりはしていましたけど。
今回は押し入れの奥のほうの衣装ケースまでひっくり返して、そりゃもう徹底的に。

すっかり埋もれきっていた「ここ5年は着ていない服」「そのうち痩せたら着るつもりだった服」たちは、思い切って処分しました。
もったいなくて手放せなかった「ちょっといい靴」も、多分これから履かないであろうものは処分!
何年もほうっておいた靴は、履かなくても傷んでいるし。
今まで着なかったのは、履かなかったのは、それなりの理由があってのことだもの。
だったらこれからも出番はないはず。。。ばいばい、使い倒してあげなくてゴメンネ。

なかなか手をつけないくせに、はずみがついたら徹底的にやりたいのが私です。
そりゃもう、朝から飲まず食わず。午後2時頃がピークです。部屋を見て泣きたくなりましたもうやだ〜(悲しい顔)
けど、頑張りましたよ!手(グー)ああスッキリ♪
「おー!こんなの持ってたっけ。そういやここしばらく見てなかったわ。お気に入りだったのよ♪」
というような掘り出し物も何枚か発掘。

そして!
「一張羅のユニフォームが見つからない〜」と泣いていたムッシュに朗報!!
「冬の股引と一緒に突っ込んであったの発見したよー♪」とメールしたら
「でかした!」とお返事。
帰宅して
「ひそちゃんよくやってくれた!これで次回の試合にはこれを着て・・・」

「次回の試合って?」
「あ、今月末にあるの♪」
聞いてませんでしたけど。。。

ついたはずみにさらに勢いがつきました。
今日は朝から本棚の整理です。リビングに移動していた棚は元の部屋に戻しましょう。
中身も総取っ替え。
ひとつの棚の中身を替えるということは、芋づる式に別の棚も整理するってことになります。
気がつけば4つの本棚の中身が部屋中に散乱。午後2時のピーク、泣きましたもうやだ〜(悲しい顔)あせあせ(飛び散る汗)

梅子の6年分のファイルやらプリントやら、わんさかわんさか出てきます。
幼稚園のファイル、入園前の児童館のファイル、どんだけファイル好きやねん。。。

最後にCDラックを整頓、整理ダンスをプチ移動、温風ヒーターを移動。
んまー!お部屋が見違えるようになりましてよ!!ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)
なんたって今日だけで45リットルごみ袋で6つぶんを捨てたんだもの。偉いぞ、私!!

ふらふらになりながら、梅子と二人つけめん&ギョーザで夕飯を済ませちゃった。
(外食に出る元気もなく、ヨロヨロ作りますた)
はー疲れた。考えたらこのお夕飯が、今日初めて口にした食べ物だったのです。
早くシャワー浴びちゃお…と思っていたらメールを受信。

「今日やっぱりうちで食べるよ」
ぬわんですってーーーーー!!!!
今夜は高校時代のお友達と一緒に卓球するから、メシ喰って帰るつってたやんけー!
そのお友達、ご飯食べてから練習に来たんだってよ。うぬぬ。
「今日はもうへとへと。ギョーザならあるけど」

30分後。

「ただいま〜、どうしたの?疲れちゃったの?」

「そうよー」(見て!このお部屋を見れば私がどんなに頑張ったかわかるでしょう?)
「なにしてたんだよー」
「えっ、わからないの?」
「わかんないよー」
「わかんないのっっっ???
がく〜(落胆した顔)
「ええ〜、わかんないよー」
「見てもわかんないの????
むかっ(怒り)
「なに?間違い探し?」

間違い!!!!! 探さなきゃわかんないってーーー
爆弾爆弾

あのなー、本がドカドカ横積みされたアンタの本棚も、上に物がドサドサ載っけられたCDラックも
まるでモデルルームのように(若干誇張)美しくディスプレイされているのが見えないのかっっ?
リビング、広くなったでしょ?棚がひとつなくなったのよ。棚よ、棚!!高さ180cmの棚!!
ヒーターだってなくなってんのに〜。

「ほんっっとーにわかんないの?」
「うう…わかりません」
ふらふら
「あんね、畳をぜーんぶ替えたんだよっっ!」
「ええっ、ほんと〜〜〜?????」(←和室に電気を点けて這いずり回る)

「なわけないじゃんか」
「もー、信じちゃうとこだったよ」
「信じるなーーーー!!!!」
パンチ

コイツ、いったい毎日何を見ているのでしょうか?
もう部屋なんてぐっちゃぐっちゃでもいいような気がしてきました。(泣)

本当はね、ここんとこ運動不足気味で余計なお肉がついてきていたのが、
連日飲まず食わずの整理整頓大掃除のおかげで2kg減った〜♪と報告記事にするつもりだったの。
おうちも私もシェイプアップできた!って。

一時間前にムッシュが帰ってきたおかげで、記事カテゴリが変わりました。くそっ。
posted by ひそそか at 23:20| 東京 曇り| Comment(23) | TrackBack(0) | ムッシュったら! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月26日

梅子のアルバイト

後楽園後日談です。

まんまと日曜にお友達と遊べた梅子。
実家から帰宅した私は彼女からその日の報告を受けました。

「でねー、ジェットコースター乗ってフリーフォール乗って…
ぴかぴか(新しい)

うんうん、楽しかったのね。よかったよかった。

ところで梅子の中学校には飲み物の自販機があります。
べっつに珍しいことでもありませんが、小学校にはなかったのだから梅子には新鮮♪
中1生は放課後のみ利用していいんだって。
自分の小銭入れからコインを出して、放課後お友達とお喋りしながら飲むジュースは
それはそれは美味なようで。(笑)
ゼリー飲料だと少しはお腹に溜まるので、成長期の万年空きっ腹には嬉しいみたいです。

中学生になってそろそろ月極のお小遣いを…と検討したときに
学校の販売機で毎日100円のジュースを買える金額(ちょっと足りないけど)
という根拠により、月額2000円を梅子は貰えることとなりました。

それで毎日ジュースを飲むもよし。
我慢して貯めておいてもよし。
使い途は梅子が決めなさい。お友達の誕生日のプレゼントも自分で買うこと。
何でも親の財布から出てくると思うべからず。
自分でよく考えて、ご利用は計画的に。
お友達の中にはもっとたくさん貰っている子もいるようだけど、うちは子供に余計な大金持たせない主義だから。
「わかったー♪」


後楽園から帰ってきた週明け、梅子は言いました。
「もう学校のジュース我慢することにしたの。日曜日にお金使っちゃったから、これからはお小遣いを貯金する!」

へ?

「遊びに行くときパパから※お小遣い貰わなかったの?」(※月決めのとは別口で)
「ううん…あのね、お小遣いちょうだいって言ったら『パパからお金貰って行くつもりなの?』って訊かれて、それで梅子何も言えなくなっちゃって、自分の金庫からお金出して行ったの」

なんですってー?なんて可哀想なことを!
ムッシュのケチー!!パンチ

「アナタっっ!梅子にお小遣いやらなかったんですって?!」
「そうだよ〜」(シレッ)
「どうしてよー?」
「梅子はちゃんとお小遣い貰ってるじゃないか。その上にやる必要はないよ」

「あれは学校で買う飲み物代じゃないの。後楽園がいくらかかるか知ってるの?梅子は自分の貯金から出して行ったからしばらくお金を使わないようにしなくちゃって言って、楽しみにしているジュース我慢してるのよ。かわいそーじゃない。うっうっ

「それでいいんだよ。たまにはそういう経験が必要なんだ、梅子には」

あ・・・
そういうことか。

何かしたいことがあったら、別のことを我慢する。
そう、梅子には今までそういうことってなかったですから。

んまー!なーんにも考えていないような顔をして、この遠謀深慮。
梅子には大切な経験をさせて、しかもちゃっかり自分の財布の中身は確保。
ムッシュったら〜〜〜
ただのケチンボだなんて思ってごめんねごめんね。
そうよね、梅子だって「不自由」や「我慢」を経験しなくっちゃね。

だけど…お友達がジュースを飲んでる横で、ひとり我慢してるのか。。。
うっ、やっぱりカワイソー。
いやいや、ここはひとつ心を鬼にして。。。

ジュースひとつで千々に乱れるひそそかの母心です。(笑)

「梅子ぉ、水筒に麦茶入れて持ってく?」

「ひーん、これ以上鞄が重くなったら死んじゃうよ〜
たらーっ(汗)
そうよね。一年生の鞄って、罰ゲームみたいに重いよねー。

梅子は一週間ほど水を飲んで我慢していたようです。(笑)
もういいかな〜。

「ねえ梅子〜」

「あー、そろそろ…」

同時に口を開きました。え?なんて言おうとしたのさ、梅ちゃんや。

「うん、暑くなってきたし、やっぱりジュース飲みたいなぁと思って」
「ふーん。じゃあお金は貯めなくていいんだ」
「貯めたいけど・・・」
「ジュース飲んでたら貯められないじゃん」
「そうだね。やっぱり我慢しようかな・・・」


ぴかーん!ひらめき

「じゃあじゃあこうしない?梅子が学校から帰ったら、自分のお弁当箱を洗うのよ。で、ちゃんと洗ったら、ママが100円あげる。梅子が自分でジュース代を毎日稼ぐってことよ」

「おおー!いい考え揺れるハート やらせてください!!」

まあねえ、自分のお弁当箱洗うだなんて、本来はお金をもらってするようなことではないですね。
「毎日決まったお手伝いをすることで家族の一員としての自覚を持たせましょう」
小学校の担任の先生が、保護者会のたびにおっしゃっていた言葉です。
梅子が6年間続けたお手伝いなんて「朝起きたら家中のカーテンを開ける。暗くなったら閉める」それだけ。
ダメだわ、甘やかしすぎてるわ>私

それでも、「毎日のジュース代稼ぎ」でもいいから、家の仕事を何か習慣化できないかと思いました。
ちょっとずつ、ちょっとずつ増やしていければいいやと。(私もラクになるし〜♪)
梅子は毎日せっせとお弁当箱を洗っては100円を手に入れ、めでたく放課後のジュースにありつけることとなったのです。

そして日曜の夕方。

「ママ〜、何かお仕事下さい」


そ。土曜日はお弁当がないから、当然お弁当箱洗いもなし。
月曜のジュースを買うお金をもらえません。(笑)

「んー、それじゃ洗濯物畳んでもらおうかな」

「はーい♪」

よろしくっっ!!(どかどかどかどか!)

「ひぃぃぃぃいいい、こんなにー?!
がく〜(落胆した顔)

わはは。実はムッシュが一週間の出張から帰ってきたところだったのでした。
7枚のシャツ、7枚のパンツ、7足の靴下、7枚のハンカチ・・・

「マーマー!畳んでも畳んでもおわらないよ〜〜〜〜〜あせあせ(飛び散る汗)
「がんばれ!たくさんあるから特別に200円あげよう!」
「ひーん・・・
もうやだ〜(悲しい顔)

ベソをかきかき、やっと畳み終わりました。

「じゃあ全部抽斗にしまってね♪」

「やっ!もう水でいいっっ
むかっ(怒り) 梅子お風呂にはいるーーーーーー」

  敵 前 逃 亡

この根性なしめ!!爆弾 畳の上に洗濯物置きっぱなしじゃんか。
あんね、最後までやってこそ意味があるの。残念ですけど報酬はあげられません。
月曜日、梅子はまたお水で我慢しましたとさ。

今週末はなんのお手伝いさせようかな〜♪
posted by ひそそか at 22:27| 東京 晴れ| Comment(16) | TrackBack(0) | 梅子ったら! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月22日

怖れるな!…らしいよ

ついに首都圏でも感染者が!というわけで、連日トンフルの話題がニュース番組やワイドショーを賑わせていますね。

ゲ、ゲホゴホッ!う…のどいたいよ〜。あたまいたいー!ズルズルズルズル〜〜〜
たらーっ(汗)

一昨日くらいから身体の不調を訴えていた梅子。
えー、初めての定期テストだってのに。。。

「おかえり、風邪大丈夫?テストどうだった?」

「ママー、今回はテストが悪くても怒らないで…もうやだ〜(悲しい顔)

問題は簡単だったのだそうです。簡単なのはわかるんだけど、全然頭が働かなくて
不本意ながらできなかったんだって。

「なんかボーッとしてる」

潤んだ目の梅子のおでこに手を当ててみたら、少し熱いようです。
まさかトンフルではないでしょうが、取りあえず病院に連れて行くことにしました。
普段は風邪くらいでは行かないのだけど、試験中は休みたくないそうなので。

「うーん、可能性はほぼゼロに近いだろうけど、念のため、念のため(2回繰り返し)
インフルエンザの検査しておこうか」

もちろん結果は陰性でした。

「区内の指定病院の説明会に、昨日行ってきたんだけどね」と先生。
「あのね、みんな大騒ぎしてるけど

 ぜーんぜん怖れる必要なんてないの!

 死ぬような病気じゃないし、むしろ症状は他のインフルエンザよりも軽いくらいなんだよ。
 発症してもタミフル飲んだら一日で治っちまうんだから。
 免疫がないから罹りやすいってだけで、2年もすればほぼ日本中の人が罹ると言われている。
 ボクも昨日までマスクをしていたけど、今日からやめちゃったよ♪
 だいたい大袈裟に騒ぎすぎなんだよなー。
 まあ、厚労省もさすがに謝りはしないだろうけど、
 「怖がったり大騒ぎしたりする必要は全くないので、落ち着いて対処してください」

 くらいの発表が今週中くらいに出されるんじゃないかって話だったよ」

 

あ、あら。そうなの?
梅子と二人揃ってでっかいマスクして行った私って・・・(汗)

入試前にドカ買いした大量のマスク、厚労省が「大丈夫宣言」する前にオークションに
出して高値で売り捌いちゃおうかしら。 ← 悪魔?


でもさ、新型だから感染力は絶大なわけで、爆発的に罹患者が発生する可能性があるのよね。
その時にタミフルやリレンザ足りるの?
やっぱりマスクしておこうっと。


・・・・・へ〜っくしょっっ!!どんっ(衝撃)あせあせ(飛び散る汗)  ←梅子の風邪感染った〜(泣)
posted by ひそそか at 08:52| 東京 晴れ| Comment(18) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月20日

おいらはドラマー♪

昨日の続きを…と思ったのですが、その前にひとつ。

先週から梅子の部活が始まりました。
といっても、始まった途端に定期テスト前のお休みに突入しちゃったんだけど。

入学前から「中学生になったら吹奏楽部に入る!」と公言していた梅子。
入試の面接でも部活動のことを訊かれて、そう答えたら
「顧問はボクだよ。待っているからね」と面接官の先生から言われたんだって。

吹奏楽といったら、やっぱりトランペットやクラリネットが花形ですね。
トロンボーンなんかもカッコイイし、オーボエにも憧れる〜。
それからサックス!サックスいいね。

そういえば梅子がピアノを教わっている笛子先生は、本当はフルートが専門なの。
ムッシュと私とは以前からの知り合いで、イタリアから帰国してご近所にお住まいです。
ご自身の演奏活動の傍ら某音大でも教えていらして、幼い梅子が「ピアノ習いたい」
言い出したときに相談したら
「音大受験の副科程度までなら教えられますよ」と言って下さったのでお世話になりました。
おお、ご自宅にでんと構えているスタインウェイのグランドピアノを弾かせてもらえる!
いや、音大なんて受けられませんけど。

そうだひらめき吹奏楽部でフルートやってさ、笛子先生にも教えていただけばいいじゃない!
遠くから新幹線で通ってくる生徒さんを持つような先生につけるなんてラッキーかわいい
そうしましょうそうしましょう。ねっ、梅ちゃん。

「ううん、梅子はパーカッションやりたいの!
手(グー)

ええ〜〜〜???

  ムッシュ「たいこーーー??」

  ひそそか「たいこ〜〜〜??」
  トリさん「たいこか…………」
  カブ子「たいこなんてぇーー」
  miniraちゃん「たいこ〜〜?」


ほらー みんな判で押したように同じ反応ですよ。(笑)
だってフルートやオーボエだったら、卒業して部活をやめても充分にひとりで楽しめますけど、
ティンパニーやシンバルじゃそういうわけにはいきませんからね。
せっかくやるなら、ずっと楽しめるような楽器のほうがいいんじゃないの?
おし!ママがいいフルート買ってあげよう。ほら見て、このオークションの売り上げぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)

「笛子先生、フルートも教えていただきたいので、楽器をみつくろってください!」
「どれくらいのにしましょうか?」
「そこそこいいものを…」
「ピンからキリまでいろいろで…純金製とかプラチナ製もありますよ♪」

 Σ( ̄□ ̄;)!!
「あ、あの、初心者用のでいいです。。。」(私オークションで家売ったわけじゃないから)
「わかりました、近々探しておきますから。楽しみですね〜」
「はいっっハートたち(複数ハート)


例によって暴走してしまったワタクシ。だって楽器買っちゃったらやると思ったのよ。
仮入部中に持ち帰ったプリントにも「入部したら各自で楽器を買って下さい」って
書いてあったし。どうせ買うなら早いほうが…

「ママ、なにやってるの?まだパート決まってないしー!それに部活するのはママじゃなくて梅子なの。パーカッションやりたいのっっ
むかっ(怒り)

怒られますた。。。ごもっともですね。笛子先生ごめんなさい、やっぱりいいです…
残念無念。梅子だって小学生の頃は「フルートも習いたい」って大騒ぎしていて
じゃあ受験が終わったらね!という話だったじゃないさー。あの熱意はどこいったのさー。

「パーカッションすごくカッコイイもん!ぜったいやるんだもん!!
手(グー)

察しはついています。原因は「たま」です。昔懐かしイカ天バンドの。
すっかりハマってしまっていて、しかもあの石川くんが好きだってんだから。。。
白いランニングシャツ姿で桶や鍋を嬉しそうに叩いていた彼ですよ。



カッコイイのか?
娘の感性がわからなくなりました。

まあいいや。好きなことを、やりたいことをするのが一番なのよね。(←成長した私!)
ムッシュは最後まで「うーん、たいこじゃなぁ」って言ってたけど。(笑)

先日行われたオーディションの結果、梅子はめでたくパーカッションに決まりました。
って、第一希望として提出したのは梅子ひとりですからー。
(最も人気のないパートで、だいたい他の楽器のオーディションを落ちて回されるらしい)

オーディションで真っ先にパーカッションのところに飛んでいき、鼻息荒くバチを構える梅子に
先輩たちが何度も何度も念を押したそうです。
「いいの?本当にパーカッションでいいの?」
「パーカッションがやりたいですっっ!!」

いや、ここまできたら天晴れと褒めてやってもいいかもね。
あ!ちょ、ちょっと待て!!楽器、楽器買わなきゃいけないの?
どんどこどん!.jpg←家の中にティンパニー?
シンバルの練習なんてしたら、ご近所から苦情が・・・たらーっ(汗)

「安心して♪ 1000円のバチを買うだけだって〜」


おおー!でかした梅子!!いや〜よかったパーカッションで。
ママもパーカッションいいなと思ってたのよね〜〜〜。

「・・・・・・・」
「せっかくだからついでに“太鼓の達人”と…」
「やったー
るんるん
「あと白のランニングシャツも買ってあげよう!」

「それはいらないから…」


周囲からの猛反対にもかかわらず、最後まで自分の希望を貫き通した梅子。
その根性は認めてやりたいです。あと最低限の費用で済んだことも褒めてやろ。(笑)

****************************************** 
布教活動中です
posted by ひそそか at 11:53| 東京 晴れ| Comment(12) | TrackBack(0) | 梅子ったら! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月19日

エビフライ

うっとうしい長い前髪を、編み込みにして中学に通い始めた梅子ですが、毎朝いやいや編ませているのがミエミエ。
そんな梅子にこっちはやいやいうるさく言って、無理矢理編み込みます。
しかし敵もさるもの。
わざとギリギリまで仕度を遅らせ、「間に合わないからー!」とそのまま逃走ダッシュ(走り出すさま)ダッシュ(走り出すさま)ダッシュ(走り出すさま)
って、待ちやがれ〜〜〜手(グー) こんにゃろめ、猪口才な真似しやがって!(怒)

あ、あわわわ…ごきげんよう!ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)(唐突)


ま、そんなある日、梅子が学校で友達の誘いを受けて帰ってきました。
「今度の日曜日、みんなで後楽園に遊びに行かない?」

頃は4月中旬、入学して10日余り。
言葉を交わすようになった友達と親密度を増す絶好の機会ですね♪

「家に帰って訊いてみる」

即答は避けて帰宅したものの、もちろん行きたくてたまらないことは明々白々。

「行っていい?」

うーん、遊ぶのは大変結構ですけど、どうして遊園地?
子ども達だけで遊ぶんでしょ?
お金を使って楽しみを買うような企画はなんだかなぁ。。。
(豊島園を許したのは別の目的があったからだもんねー。←おいおい)
特にムッシュはそういうことにいい顔をしないのです。

それがわかっているからこそ、梅子もおずおずとお伺いを立てています。
遊園地ねえ…お弁当持ってハイキングとかさぁ、ボール1個持って公園で走り回るんだっていいんじゃないの?だめなの?

でもまあ、梅子ひとりが「公園にいこ!」と主張したところで同意されないでしょう。
せっかくこのタイミングでそういう誘いを受けたなら、まあ行かせてやってもいいか。

「パパはなんて言ってた?」
『友達と遊ぶのはいいけど、遊園地は感心しない。賛成できない』って・・・」
「やっぱりねー。ママもパパの考えと基本的には同じよ。でも今回はちょっと特別だから
 別にいいかなとも思ってる。あとはパパを説得しなさい。自分でね」

「・・・・」


あーあ、書いていてなんだこりゃの対応ですね、親として。
親の勝手な判断による「ちょっと特別」。そんな例外なんていつでも作れる。
しかも最後はムッシュに責任の押しつけ。(苦笑)


問題の週末、私は例の同窓会出席のため、ひとりで実家に行く予定が入ってました。

「梅子がひとりでパパとお話しするの?」
「できないの?」
「ん・・・ パパ、こわいんだもん。。。
たらーっ(汗)

あっはー!
どう考えたってひそそかのほうがムッシュよりもずっと怖いと思いますけど?
だけど梅子の苦手意識はなんとなくわかります。
ムッシュはめっぽう穏やかで、私のようにやたらと怒ったりしない。普段は梅子にメロメロだし。
けれど「これはいい、これはダメ!」と、自分の価値基準に基づいた判断で
キチッと梅子を従わせるのです。
方針があるようなフリをしてその実ファジーな私なんかよりもずっと手ごわい。
無駄なお喋りは得意な梅子ですが、ムッシュを説得だなんて到底無理無理。

「じゃあさ、ママからパパにちょっと口添えしてあげようか?」

「えっ、ホントー?」
「うん、『梅子を行かせてあげましょうよ』って説得してあげる。その代わり交換条件があるんだけど」

「な…なぁに?」
「毎朝文句を言わずにさっさと髪を編ませること」
「なーんだ!それくらいのことでみんなと後楽園に行けるんだったら約束するする〜〜〜
グッド(上向き矢印)
「卒業まで6年間毎日だからね!いい?」
「かんたんかんたーん
るんるん おやすいご用ハートたち(複数ハート)

あの… 舞い上がりすぎていて却って不安なんだけど。(汗)


さて、それじゃムッシュを口説きますかね。メールメール。

「せっかくだから梅子を行かせてやってもいいと私は思うんだけど、どう?」

強硬に反対された場合の次の口説き文句で頭の中をいっぱいにしながら、まずは軽くジャブ。


パフパフパフパフ〜演劇(着信音)

おっ、返信だ!(身構え)

「うん、いいんじゃない揺れるハート

かくっっっ! なんつうファジーっぷり!!! わたしまけましたわ ふらふら
きっと自分ひとりが憎まれ役になるのを避けたかったんだと思う。
卑怯者〜(自分のことは棚上げ)

というわけで、梅子はめでたくお友達と楽しい一日を過ごし、翌月曜日からおとなしく髪を編ませるようになったわけですが。。。

数日後。

「ママ、梅子やっぱり編み込みは・・・」
「(ピキピキピキッ)約束したでしょっっ!!」
「だって〜〜〜〜 学校で“エビフライ”って言われるんだもん〜〜〜(泣)」
「は?」
「梅子の頭がエビフライだってみんながーーーーーうわーん
あせあせ(飛び散る汗)

エ、エビフライ???

えびふりゃー.jpg ←これのこと?

ぶぁーっはっはっは! だーっはっはっはっはっは!!!


三つ編みの最後をゴムでくくるでしょ?その先っぽが確かにエビフライの尻尾そっくり〜〜〜

「う、うまい!似てる〜 げらげら」
「ママーっ!」
「さ、さすが中学生だわ〜。エビフライだってー ひーばんばん!」
「もーっ!感心してる場合じゃないよっ
むかっ(怒り) 梅子すんごくイヤなんだからーーーー!!」

毎朝学校に行くと
「わー、梅ちゃんのエビフライ、今日は尻尾が大きいねーるんるんとか
「今日のエビフライは衣がはみ出してるねー(編み込みから毛が飛び出している)」とか
ウリウリといじられるのだそう。
いいじゃんかー。それだけ親密度が増してるってことで黒ハート(笑)

けれど
「このままだとあだ名が“エビフライ”になるよーう!そんなのいや・・・
もうやだ〜(悲しい顔)

すっかり萎れている姿がちょっと不憫に思えてしまいました。
んー、しかしどうするよ?この髪の毛。
頭にエビフライ載っけてるなんて、それはそれでオシャレだとママは思うけどなぁ〜

ボコ!パンチ

はいはい、わかったよもー。
翌日がっちり留められそうな髪留めを買ってきましたよ。

「じゃあ今日からこれでキチンと留めて行くのよ」

「わーい、ありがとーわーい(嬉しい顔)

やれやれ。どこまでファジーなんだ?>私


後日談へと続く・・・
posted by ひそそか at 14:34| 東京 曇り| Comment(10) | TrackBack(0) | 梅子ったら! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月11日

18禁バッハ

さて、続きです。

テレム・カルテットを聴き終えたらランチタイム。
梅子が狙っているのはこちらです。

バッハキューピー.jpg

左から、バッハキューピー、東京国際フォーラムキューピー、ラフォルジュルネキューピーなんだって。
国際フォーラム内で指定の食事や買い物をするともらえるの。
3つを全部ゲットするために、サバティーニでコンサートチケット代並みのランチコースを頼まされました…やれやれ。

例によって吹き抜けでのサロンコンサートを聴き、お土産ショップ徘徊をして
着替えのためにいったん帰宅します。
着替え?
ええ、マチネとソワレではドレスコードが違うのは当然でしょう!
…じゃなくって、実は着替えなければならないワケがあるのでして。

夜のチケットはリコーダーとヴァイオリンとチェンバロによるプログラムです。
お目当てはピエール・アンタイのチェンバロ演奏。
彼、他のプログラムでは指揮なんですけど、このプログラムだけチェンバロを弾くの。
「ギドン・クレーメルとかチック・コリアの雰囲気の、ちょっとイッちゃってる感じ」というソムリエのフレーズにそそられちゃって。(笑)

ムッシュも一緒のハズだったのですが、彼はなんと!私たちが涙を呑んだ
あの勅使河原三郎とヴァシリエヴァのコラボに自分だけ招待されやがったのです。
ずるいずるい〜、私だって観たかったのにー。
(なんか、去年もそうだったんですよね・・・)

さて、実はこの公演には困ったことがありまして、それは時間帯が遅いこと。
おまけに今年からこの枠には18歳以上入場可という制限が設けられたのです。
R18指定のクラシックコンサートなんて初めて!
おお、ますますそそられるぴかぴか(新しい)(何を期待している?>自分)

  (チケット予約時)
  「梅子、お留守番しててくれる?」
  「やーん、チェンバロ聴きたいよう!!」
  んー・・・・・・(熟考) ぴかーん!ひらめき(ひらめいた)
  「おし、では変装していくことにしよう。18歳に見えるように!!」
 

しょうもないひらめきでスミマセン。しかも掟破り。
しかしこのアイデアにノリノリのあほ親子です。ごめんね。
卒業式のために用意したスーツ、あれ大人用なんだからだいじょぶよ。
以上、変装終わり。(笑)

裏切り者ムッシュのチケットを無駄にしちゃうのはもったいないしなぁ…と
ダメモトでminiraちゃんに連絡してみたら二つ返事で駆けつけてくれました!
突然なのに、遅い時間なのに「行くー!」って来てくれるフットワークの軽さ。
それでこそミニー。(惚)

コンサート前に3人で夕飯を食べながら、ミニーのお仕事の話や梅子の部活の話をします。
彼女はしっかりグラスワイン×2、私は眠気防止のコーヒー。
ワインなんて飲んだら私絶対寝ちゃうもの。

「なんか緊張してきた」
18歳未満であることがバレるのではないかとソワソワしはじめた梅子に
ミニーが「大丈夫!」と言いながら、私からむしりとったスカーフを
きれいにアレンジして巻いてくれました。
そうそう、大丈夫大丈夫。18歳になんて見えっこないから。←おい!
「口紅でも塗ってみるか」と、ミニーと二人でバッグをがさごそしたのだけど
二人とも持っていませんでした。←おいおい…

演目は以下の通り。
デュバール作曲:フルートと通奏低音のための組曲
J.S.バッハ作曲:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV1004
J.S.バッハ作曲:フルートとチェンバロのための組曲ニ短調BWV997
J.S.バッハ作曲:ヴァイオリンと通奏低音のための組曲

渋いです。渋すぎます・・・・zzzzzzzz
聴衆も、家族連れの多かったテレムに較べて、いかにもマニアックな音楽愛好家っぽい人ばかり。
アンタイの「自由奔放な、型にはまらない」チェンバロだって、テレムのあとでは充分正統派に聞こえましたよ。(笑)
テレム・カルテットが「おもちゃ箱をひっくり返したような」楽しいステージだとしたら、こちらは「深みのあるいぶし銀」。
これぞバロック、これぞバッハ!な演奏を堪能しました。(寝ちゃったけど)


一日おいて、その翌々日。

あとのひとつはお馴染みベレ様(最近一部でこう呼ばれているらしいですよ!)による
定番中の定番「ゴルトベルク変奏曲ト長調BWV988」。
ああ、やっぱり速い。今年も速かった。(「皇帝」参照
それにしても見事なテクニックに裏打ちされたダイナミックな演奏で、熱烈なファンが多いのもうなずけます。もう職人芸。というか神業。あの指どうなってんの?どうしたらあんなに速く動くの?
ま、どこをどうとっても「ベレ様のゴルトベルク」そのものでした。
もちろんスタンディング・オベーションです。そしてこの日もやっぱり演奏が終わるやいなや速攻で席を立つ人が多かったー。多分次のプログラムへと急ぐんでしょうね。一日で7つのプログラムを聴く!とかいう強者も珍しくないし。
ベレゾフスキーの公演って、なーんかいっつも慌ただしいわ、いろんな意味で。


今回は2日間にわたり会場をうろちょろしたわけですが、サロンコンサートとかBGMとかで
頻繁に耳にしたのがかの有名な「トッカータとフーガ」冒頭のフレーズ。
「あ〜、まただー」って、5,6回はありました。
で、そのたびに必ずと言っていいほど小さい声でどこからともなく聞こえるの。

「はなからぎゅうにゅ〜うるんるん

小さい子供も、大人も、つい唱和したくなるらしいです。(笑)
いやはや、罪深いぞ >嘉門達夫


【追記】
来年のテーマは「ショパン」ですってよ。
もうこれは聴きまくるしかないでしょ。目指せ!一日7プログラム!!手(グー)


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 ミニーへの業務連絡
posted by ひそそか at 15:47| 東京 晴れ| Comment(12) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バッハで踊ろう

GWの恒例行事、ラフォルジュルネ(LFJ)に今年も行ってきました。

例年「いっけなーい、そろそろチケット取らなくちゃ!」と気づいたときには
人気プログラムがほとんどSOLD OUTになっているという出遅れ常習犯の私たち。
今年はちょっと違いましたよ。

「梅子〜、今年も行くならこれやるよ」
2月の末に小学校の音楽の先生が梅子に音楽雑誌を下さったのです。
ちなみに今年のテーマはバッハ。

スケボバッハ.gif←画像をクリック♪

ソムリエ(LFJのナビゲーター)たちの対談を舐めるように読み、
全382公演の中からチケットをゲットすべき演目を物色します。

「メジャーだけどブランデンブルクは外せない気がする」
「無伴奏チェロも一応抑えておきたいよね」
「ゴルトベルクもいい演奏家が揃ってんじゃない?」
「マタイは梅子にはちょっと重いかなぁ」
「梅子は鼻から牛乳がいいー!」

平均律クラヴィアータ曲集も、パルティータもカンタータも・・・と
あちこち目移りしながら、しかし中でもT.ヴァシリエヴァの無伴奏チェロに勅使河原三郎がダンスで絡むという異ジャンルコラボに激しくそそられました。
おし、第一希望はこれにけってーい!絶対チケット取るぞーう。

発売初日、3台のPCと3台の携帯電話と家の電話で鼻息荒くスタンバり、しつこくしつこくアクセスしたんですけどね・・・結果は惨敗。
ようよう繋がったときには既にSOLD OUTってー!(泣)
それじゃってんで確保しようとしたブランデンブルクもあっという間に売り切れ。
しゅーん。
これじゃいつもの年とあんまり変わりませんがな。

ま、それでも気を取り直して3公演のチケットを取りました。

当日。
午前中はロシアの4人組、テレム・カルテットによるバッハ作品の編曲特集です。
彼らが演奏する楽器はバヤン、ソプラノ・ドムラ、アルト・ドムラ、バス・バラライカ・・・って、なにそれ?
うん、バラライカなら聞いたことあるわ。ゆきーのしらかばなーみきー♪

発売初日の早い時間に予約した甲斐あって席は9列目ど真ん中。←LFJ参加以来の快挙〜!
いかにもロシアっぽいおじさんたちがステージに登場した途端、5000人収容のホールがざわめきました。
一辺が1mはあろうかという三角形の、うーん、ちょうどコントラバスみたいな楽器。
これがバス・バラライカの正体です。
バヤンってのがボタンがいっぱいくっついたアコーディオンみたいなので、
ドムラはそう、ちょうどマンドリンが一番近いでしょうか。奏法も音色も。
これらの楽器でバッハを?いやが上にも高まる期待、ちょびっと不安。(笑)

ちゃらり〜ん♪ はなからぎゅうにゅ〜う♪ のメロディーが響きだした途端、聴衆の顔が一斉にほころんだのが目に見えたような。
なんというか、バッハであってバッハでない。バッハじゃないけど、やっぱりバッハ。
スピード感があって、とってもリズミカルで、そしてなんだかスリリング。
「踊り出したくなるようなバッハをどうぞ」という謳い文句そのまま♪
テレムのおっちゃんたちも、頭を振り、足を踏みならし、もうノリノリですわよっ。

聴いているほうも思わずニコニコしてしまい、あっちでもこっちでも頭が揺れています。
ずいぶんアレンジしてあるけど「キワモノ」と言わせないだけのテクニックがすごい。

まあ、よかったらちょっとご覧あそばしてよ、みなさま。




寡聞にして彼らのことを知らなかったのですが、一部でかなりの人気を誇っているグループのようです。4人のキャラがまたよく立っていて、私は勝手にラファエロ、ジュゼッペ爺さん、KGBと命名しました。
ひとり思いつかなかったので、ここで募集します。(笑)

欲を言えば、彼らの演奏はばかでかいコンサートホールじゃなくて居酒屋で聴いてみたい。
お酒を片手に、演奏の合間に「うぉーい!」とか合いの手を入れながら
興が乗ったら踊り出したりもしながら、身体中で楽しみたい。そんなバッハでした。


長くなっちゃったので、後編へと続く。
posted by ひそそか at 12:53| 東京 霧| Comment(19) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする