2009年12月09日

共演決定

アドベントカレンダーから取り出す、一日一個のクリスマスのお菓子。
梅子がそれを楽しみにするようになると、私のこういう日々がやってきます。
                       ↓
どぉ〜ん! ツリー整列.jpg

一日いっこ、みっかで3個、3個作って2個あげる♪
今年一年お世話になった方へのプレゼントだったり、おねだりされての受注生産だったり。

去年の今ごろは入試目前だったためにビーズを拡げる気にならなかったのだけど、
いやあ、今年は作った作った!

 左から ツリー左から.jpg  ツリー右から.jpg 右から


なんてことしているうちに、芝居の稽古も始まっています。
げっ!ひねもす座りっぱなしで一心不乱にビーズを紡いでいた私の足腰って・・・
足腰どころの話じゃないの〜。
ちょっと肩を動かすだけで背中全体がバキボキバキッッッ!!!ってとんでもない音を立てるの!
めっちゃ恥ずかしいの〜〜〜(泣)

いよいよこの週末から本番を迎える「神曲ー地獄編」、こんな感じの舞台です。



もういっちょ!フェスティバルトーキョーの公式動画。



ひとつめの動画で1分半くらいのところに子ども達が出てくるでしょ?
今回は出演予定の子ども達のうち数人がインフルで出演不能に!
事務局から「タスケテー!」のメールが来ましたので、しゃしゃり出ましたとも♪

本公演にてきみどりとの共演が実現しました。ついでにカブ子とも。
きゃーっはっはっは、まさかまさかカブ子と一緒の舞台に立つとは思わなかった。
多分子どもの頃のお琴の発表会以来です。(笑)

むひょー、まけないわよっっ

さて、稽古に行ってきます!!
posted by ひそそか at 15:59| 東京 曇り| Comment(11) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月18日

誘導尋問

ムッシュが卓球に出かけている火曜の晩。
梅子と二人で先に夕食を取りながら、また「のだめ没収事件」の話になりました。

「いけないことしたら、追及される前に申し出てこそ“自首”なんだって。『オマエがやったんだろ?!』と言われてから『はいそうです』じゃ罪は軽くならないのよ」

ええ、コメントくださったイッチーの受け売りです。

「バレないと思って黙ってたってね、悪いコトしたら地獄に堕ちるんだから♪」


冗談めかして言っただけなのに、途端に梅子の顔色がサッと変わりました。

「うぎー!こわいいいぃい。ママ…もしかして他のことも知ってるの?」

(なっ、なにい?他の悪事もあったのかっっ!)
「あのね梅ちゃん。大人のネットワークをナメちゃだめよ」(何食わぬ顔)
「えーっ、うそー!なにを知ってるの?ねえねえ、なに?」
「ママから『あんなことしたでしょう』って言われてから白状しても遅いって、さっき話したじゃないの」
「うっ… ほんと?ほんとに知ってるの?
たらーっ(汗)
「ママの口から言わせたいの?言っちゃうよ」
「ああっ、言います言います。でもどのことだろう?」

「そんなにあるのかっ
むかっ(怒り)

目の前で悶えまくる梅子。きひっ♪ 面白い展開になってきましたよ。←悪魔

「まだパパには話してないんだけどね、梅子が言わないなら相談しようかな揺れるハート
「わーん、言う!言うから〜〜〜」
「ならさっさと自白してラクにおなりなさい」


「・・・・・学校の帰りにお友達とK楽園にプリクラ撮りに行っちゃいました。ごめんなさい」


ようやく吐きやがったわい。
なるほどね、こないだの土曜日にやたらと帰宅が遅かったのはそのせいだったのか。
もちろんお説教です。軽々しく規則を破るような子にはなってほしくないですからね。
一緒に昼食を食べようと思って、5時近くまでぐうぐうお腹を鳴らしながら待っていた怨みもついでに晴らしましょ。ちゃんと人のことを考える子にもなってほしいから。

「本当にごめんなさい。もうしません
ふらふら

謝り慣れている(笑)彼女の常套句っぽいですが、まあいいか。

「で、ほかにもママに言うことがあるんじゃないの?」
「えっっ、もうないよ。もう悪いことしてないよ」
「あるでしょ〜〜〜〜〜〜?」

「わかんないよーう。ホントにわかんない。ああ、どうしようどうしよう、地獄に堕ちちゃうよ〜〜〜〜
がく〜(落胆した顔)

「地獄に堕ちる」が思いのほか効いたようです。(爆)

「さっき『どのことだろう?』って言ってたじゃないの」
「あれは冗談で言っただけだってば。もうなんにも思い当たらないもん」
「ふーん」

「ママはなんのこと言ってるのか教えてよ」


む・・・

「いや、なんかあるのかなぁって思っただけで、カマかけてみたの
るんるん

バッタリ。
梅子ってばお皿の上に突っ伏したまま動かなくなっちゃったよ。

「梅子、梅ちゃん!ほらほら髪の毛にソースがついちゃう〜」

肩に手を掛けて引き起こしたら、目に涙をいっぱい溜めていました。
「うーっ、うーっ、こわかったよ〜〜〜〜 ぅええぇぇ〜〜んもうやだ〜(悲しい顔)

がーはははは、泣くなよバカモン!私はきわめて優しく尋問したつもりだったんだけどな。
自分が悪事をはたらいたと思っていると、何気ない一言に敏感に反応してしまうのですよね。
今回は「地獄に堕ちる」が自分に向けられたと思った。
母親がなにもかもお見通しなのではないかという恐怖は、やましい心から生まれたもの。
よっぽど怖かったんだなと思ったら、ちょっと哀れに思えてきました。(笑)

これに懲りて隠し事をしないでくれるといいけど。
ていうかー!規則違反をしないでくれよ、頼むよ!!

それにしても今回のひそそかはなかなかの尋問巧者だったと思いません?
地獄に堕ちるのは私のほうかも・・・たらーっ(汗)
posted by ひそそか at 11:31| 東京 不明| Comment(5) | TrackBack(0) | 梅子ったら! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月16日

真相

「マンガ没収事件」の二日後、保護者面談がありました。
・・・なんて間の悪い。

「お嬢さんからお聞きかと思いますけど…」
「ええ、もう本当に申し訳ございません。監督不行届で
たらーっ(汗)
「いえいえ、梅子さんが自分から私のところに言いに来てくれて嬉しかったです」
「規則を破ったのは自分なのにK子ちゃんがかばってくれて…そのことはありがたかったけれど、そのまま口をぬぐっているのは間違ったことだと、あの子なりにいろいろ考えましたようで」
「あ・・・」


先生の表情が曇りました。
「実はお母様がお聞きになってらっしゃるのとは少し違うんです」
「はぃ?」
「昨日梅子さんが私に話してくれたあと、K子さんを呼びまして」

困ったように話し出されるには。。。

*****放課後の職員室にて*****
「あなたが『自分のだ』と言い張ってかばってくれたけれど、K子さんだけが怒られるのはよくないと思って、梅子さんは本当のことを先生に言いに来てくれたの」
「・・・(うるうる)・・・・」
「ど、どうしたの?」
「せんせーい!(ぽろぽろぽろぽろ
もうやだ〜(悲しい顔))違うんです。私、教務主任の先生に『この本は借りました』って、梅ちゃんの名前は出さなかったけど…自分のじゃないって言っちゃったんです!!」
「あららら…そのことを梅子さんは知っているの?」
「知りませーん。ぅわーん!」
「どうする?K子さん、自分で梅子さんに話せますか?」

「はい、私から梅ちゃんに言います!ぅわーん、ぅわーん!!あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)
*******************

くっ、かわいいっ。かわいいよ〜K子ちゃん!!ぎゅーっと抱きしめてやりたくなりました。

「いけないことはいけないんですけどね、でもなんだか二人の気持ちがホントにもう」

「ですね〜。きゅーん☆としちゃいますね」

先生と一緒にクスクス笑ってしまいました。

K子ちゃんは先生にちゃんと<本当のこと>を話していたのです。
だけど梅子の名前を出さないでいてくれた。それは学校でマンガを読んでいた自分が悪いと思っていたから、そのせいで梅子に累の及ぶことを避けたかったのでしょう。
自首しようとした梅子を止めるために、とっさに「『本は私の』って言ったから!」と羽交い締めにしてくれたのでしょう。
その小さなウソのせいで、心晴れない時間を過ごしたことでしょう。
梅子が出頭したせいで逆に窮地に立たされてしまったK子ちゃん。彼女の心情が痛いほどわかります。本当のことをぜーんぶ吐き出して、今はもうスッキリしているよね♪

帰宅したムッシュに報告しましたら、とても喜んでいました。
「かわいい、いい話だなぁ(笑) やっぱりあの学校にしてよかったよ」
ええ、面談での他の話題も含め、先生が梅子のことを実によく見て下さっていることがわかったの。子どもの良い面を探して、それを伸ばそうとしてくださっていることが。思えば去年のちょうど今ごろ、私はこの学校に一目惚れしたんだったわ。


「それにしても梅子さんてホンットーーーに楽しいお嬢さんですね。職員室でも『E組のあの子おもしろい!』って評判なんですよ
揺れるハート

うっ!「あの子は勉強を頑張っている」とか「あの子はしっかりしている」とかで評判になって欲しいと願う私は強欲でしょうか。。。つか、職員室で評判になるほどのどんな言動をしているのか気になってしょうがないよっ!!(恥)
posted by ひそそか at 14:32| 東京 曇り| Comment(2) | TrackBack(0) | 学校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月13日

自白

自白と白目って似てるなぁ。。。とふと思う晩秋の夕暮れ。(違)

梅子の学校のお友達K子ちゃんが教務主任に連行されたそうです。
「これは誰のものですか?」
「わたしのです!」
「学校に持ってきてはいけないことはわかっていますね? 没収!」

「Σ( ̄□ ̄;)!!」

問題になったブツとは『のだめカンタービレ』第3巻。
K子ちゃんのではありません、梅子のです。
クラスのみんなから「貸して〜」と言われて学校に持ち込んでいたのです!
休み時間にこっそり読んでいるところを先生に見つかり、しょっ引かれたK子ちゃん。
梅子に責めが及ばないよう「そのマンガは私の」とかばってくれたんだって。
ああ、なんてうるわしい友情でしょうか。うるうる。

「で、没収されたマンガは返してもらえないの…バッド(下向き矢印)
「そっか。あのさ、もしK子ちゃんが弁償してくれるって言ってもお断りすんのよ」
「そうなの!言ってるの。いいよいいよって断ったよ、もちろん」
「梅子はどうういう気持ちで断ったの?」
「だって持って行った梅子だって悪いんだもん。それなのにK子ちゃんは梅子をかばって自分だけ先生に怒られてくれたんだもん」
「うん、わかっていればよろしい。新しい本は自分で買うこと」
「はーい」


ここまでがダンスの公演を観に行く道すがらの会話。
でもなんとなくおさまりが悪い気がして、ダンスを観ながら考えていました。
公演後に家まで帰る道すがら・・・

「あのさぁ、これは自分で考えて決めればいいんだけど、K子ちゃんだけが怒られたことについてどう思う?梅子はいいの?」
「そうなの!だって規則を破ったのは梅子でしょ。だからすぐに先生の所に行こうとしたの。そしたらK子ちゃんに『梅ちゃん、行っちゃダメ!』って羽交い締めされたの」
「そっか、ちゃんとわかってるんだ。安心したわ」
「あたりまえだよう」
「で、K子ちゃんに止められたから、それで終わり?」
「ううん、明日ちゃんと先生の所に出頭して自白する・・・」


ええっと、最近のニュースの内容がもろに語彙に反映されていますがな。(笑)
さて、せっかくだからもうちょっとこの件を二人で考えることにしました。

「どうしてマンガを学校に持って行っちゃいけないか、わかる?」

「学校で読んじゃうから」

そー!
別にマンガの貸し借りに問題があるわけではないんですよね。
でも、どうしたって中学生のことだから

続きが気になる
  ↓
今自分の手元にある
  ↓
休み時間につい読んじゃう(イエローカード)
  ↓
我慢できなくて授業中にこっそり読む(レッドカード)

となっていく可能性があるから、だったらもうモトから絶たなきゃダメ!
っちゅーことで「学校への持ち込み禁止」という方針になったのでしょうよ。

「学校のきまりを破ってはいけません」と親が指導することは簡単ですが
「きまりだから」で済ませるのもなー。私が梅子くらいの頃、そういうのって反発したからなー。

「いい?梅子。マンガを読んじゃダメとか、貸し借りしちゃダメってことじゃないんだな。いけないのは“学校でマンガを読むこと”なんだとママは思うわけよ。だったらさぁ、その“いけないこと”をしないように…ねえ…むにゃむにゃ」

後半歯切れが悪くなっているのは、さすがに「バレないようにうまくやれ」とまでは明言できないから〜(笑)
「お代官様、みなまでおっしゃらずともわかっております」
「おぬしも悪よのう、越後屋。ふぉっふぉっふぉ」←どーゆー教育的指導だ?!

なんでもかんでも「バレなきゃいい」と教えるつもりではもちろんなくて
「きまり」で規制したいのはどの部分なのかを考えさせたかったわけなのですが。

「うん!今度から厳重にぐるぐる梱包して貸してあげるよ!
手(チョキ)
「む・・・・たらーっ(汗)

翌日、梅子は自首したそうです。
「こわかったよ〜 ふらふらあせあせ(飛び散る汗)
あはは、がっつり絞られたんだって。いいことだ。
規則を破るにはそれなりの覚悟が要ると思い知ったでしょう。(ちゅーか、その前に破るな!)


寝る前に「トモダチコレクション」の中に住んでいる担任の先生の部屋を覗いたら
トモコレみすぼらしい服.jpg “みすぼらしい服”を着せられていました。
トモコレかびのはえたパン.jpg そのお腹の中には“カビの生えたパン”が…

(ある日の会話)
「あなたさぁ、そろそろお年頃なんだから反抗してみようとか思わないわけ?」

「したいんだけど!でもどうやって反抗したらいいか、やりかたわかんないんだよね…」

という梅子の、精一杯の意趣返しがこれか?!(笑)

「ママー、反抗のやりかた教えて〜揺れるハート

ぎょどんっ(衝撃) だれが!!だれがそんなオソロシイことするもんかっっ!!!がく〜(落胆した顔)

《追記》
「トモコレ」の件を梅子に確認しましたら、みすぼらしい服は先生が勝手に着替えた(たまにある)のだそうです。カビの生えたパンは「なんでもいいから食べたいです」と言ったから食べさせたんだって。(「なんでも〜」の時には本当に何を食べさせても大満足するので、カビの生えたパンを食べさせることになってます 笑)
なーんだ、仕返しじゃなかったのか。ひそそか基準で考えてしまった。


***********************************
「トモダチコレクション」とは
posted by ひそそか at 19:51| 東京 曇り| Comment(8) | TrackBack(0) | 梅子ったら! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゲージツの秋〜なまむぎなまごめなまたまき編

しつこく続く「ゲージツの秋」シリーズ。今回は梅子の巻です。

受験生時代はマンガから遠ざかっていた梅子。
中学生になってから「のだめカンタービレ」を全巻揃えました。
ドラマのDVDはインフルの学校閉鎖中に全部見ました。
はっきり言ってハマってます。
携帯にぶら下げているのはもちろん「のだめキューピー」。
そしてピアノに向かえば「おなら体操」を嬉しそうに弾いています。ああもう…
どうせなら「ペトルーシュカ」くらい弾かんかい!!と言ったら
得意気に「今日の料理のテーマ」を弾きはじめました。(わかる人だけわかってね)

そんなこんなで、「行きたいよー」とおねだりされたのが「のだめコンサート」
つったって、別にのだめや千秋先輩が出てきて演奏するワケじゃないのにさぁ。
小学校時代の親友つつじちゃんも「のだめ〜」ファンなので「一緒に行こ♪」と話がまとまったようです。

会場は東京国際フォーラム・ホールA。げげっ、5000人収容の特大ホールじゃんか。
しかも2階席の後ろのほう。なのに全席同じ値段。
なんとなく釈然としない気持ちを抱えつつ、払わされましたのは6300円也。高っ!
双眼鏡忘れずに持ってけよ〜!

でもね、後方座席のために大スクリーンが用意されていて(そういえばラ・フォルジュルネもそうだった)、充分に楽しめたんですって。
「それにそれにそれに、なななななんとのだめ(上野樹里)と千秋先輩(玉木宏)がスペシャルゲストで登場したのーーーーっっっ!!!」
と大興奮しながら帰ってきました。よかったよかった。

その翌日。
興奮冷めやらぬ梅子に、思わぬ朗報が舞い込みます。
曰く「来週のT美大の学祭に玉木宏が来てトークショーするんだけど、もし行きたければチケットを取ってあげるよ」
「きゃあきゃあきゃあきゃあ〜〜〜るんるんるんるんるんるん
ああもー、うるさいヤツだ。オマエは千秋先輩が好きなのか?それとも玉木宏が好きなのか?
「どっちも〜〜〜〜揺れるハート
そーかそーか・・・

急な話だったのでつつじちゃんの予定が合わず、私が一緒に行くことに。
研究室の助手をしているお姉さんと講堂の入り口で待ち合わせて、チケットを受け取ります。
指定されている座席番号はX列。
「あ〜、後ろのほうだ・・・バッド(下向き矢印)
「しかたないね。直前に都合してもらったプラチナチケットなんだから」
そ。本当は申し込み→抽選で手にいれられるはずのもの。

開場まで時間があったので、せっかくだからと文化祭の屋台で腹ごしらえをすることにしました。
「うううう、さむいようふらふら
11月3日、木枯らし一号が吹き荒れた日でしたからね。
おっ、芝生の上に敷物を敷いて、学生がフリマをやっているではないか。
「このマフラーおいくらですか?」
「10円です」
「買った! ねえねえ、手袋ないの?」
←すぐ調子に乗る
「あー、手袋はちょっと・・・(苦笑)」
現地調達した10円のマフラーよかったですよ。充分防寒の役目を果たしてくれたもの。

開演時間が近づき、後ろの扉から講堂に入りました。X列X列・・・
んあ?
いちばん後ろがA列だーーー!!!
うっそー、鈴木さんトコでも似たようなことが書いてあったけど、こういうことってあるのねえ!
最前列はYでした。つまり私たちは前から2列目よっっ。
隣はさっきの助手嬢です。「こんなイイ席をありがとねえええっっっ!」
嬉しさのあまりお礼の言葉にも熱がこもるってもんですわ。

「玉木さん、どうぞ!」
司会者の声で客席にスポットライトがあたり、会場後方から生玉木きたっ。
「きゃああああっっ、かっこいー!!!揺れるハート揺れるハート
めっちゃ興奮して黄色い声を挙げたのは隣のお姉さんですよ。
ついさっきまでこじっかりした女性に見えたのに。
「ああああーーっ、かっこいいかっこいい!彼氏とぜんぜんちがーう!!」
なに口走ってんのさー(笑)比べるなよ!彼氏かわいそうじゃんか〜(爆)

いや、しかし本当にかっこよかった。オーラ出まくりぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)
それに細い!脚なんかぼーっきれみたいよ。トークも自然でソツがなく、
ノっている人の余裕みたいなものが感じられます。
しかもそれが嫌味じゃないってとこが好感度高い。
「のだめ〜」で演じた千秋先輩のヘン顔の話も出ました。
あの白目は演出家の指示でなく、玉木クンが自発的にやってみたんですって。
最初は「こんなことしていいのか?」と恐る恐る探りつつ白目剥いてたんだけど
どんどんエスカレートしてあの素敵なヘン顔になったのだそうです。
玉木素顔.jpg こんなに整った顔しているくせに
玉木変顔.jpg まるで別人
玉木白目.jpg 見事な白目
いいぞ、玉木。端正なキミが思いっきり破壊的な顔をしていたところに私は惚れたのよ。
コイツただのイケメン俳優じゃないぞ、ちゃんと役者魂があるぞ、って。
「篤姫」で演じた坂本龍馬もかっこよかったしな。あれは役自体がものすごく美味しいのに、それを美形俳優が演じるなんてズルくない?と思ってたけど、龍馬の磊落さと人懐こさが出ていてやっぱり良かったと認めざるを得ませんでしたもん。

トーク終了後はまた客席の間を縫って退場です。
も、もしかして今度はこっちの通路?
そう、梅子の席は通路のすぐ脇。それっ、手を伸ばせ!触れ!触るんだーー!

・・・・今度は前から2列目であったことが裏目に出たもよう。
梅子ってば自分の横数センチの所を歩く生玉木にただただオタオタしちゃって
触ることなんて考えられなかったみたい。あーもったいない。
せめてあと数列後ろだったなら、私が入れ知恵する余裕もあったものを。

それでも
「あああああ〜〜〜〜2週も続けてナマ玉木に会えたなんてシアワセ〜〜〜
ハートたち(複数ハート)
すっかりご満悦でした。

************************************
大きな声じゃ言えませんが
posted by ひそそか at 01:03| 東京 曇り| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月11日

ゲージツの秋〜グルーポ・ヂ・フーア編

最近の梅子が何かをスゴイと評するときに、必ずくっつけるフレーズがあります。
それは「ブラジル人」
用法はこうです。
「ブラジル人並みにすごい!」

なぜブラジル人なのか、インド人じゃだめなのか?
ああ、インド人はビックリするときに使うのか。(違)

とにかく「ブラジル人」が梅子の周囲で流行っている様子。
女子中学生たちが「きゃー!ブラジル人並み〜♪」って、意味不明でしょー。
まあせっかくなので、そのブラジル人を見せてやることにしました。
引き続き「フェスティバル・トーキョー」の話題で恐縮です。

前記事に書いた「エキストラは2公演ご招待」とは別枠で、突然
「『神曲ー地獄篇』のエキストラの方々に感謝の気持ちを込めて、『H3』にご招待をさせていただきます」というメールが事務局から送られてきたのは公演前日。ちょ、ちょっと突然すぎじゃないですか?
しかしながらここでも「ご招待」という単語に目が眩んだひそそか、もちろん
「はーいはいはいっ、いきますいきます!」と返信しました。
今回は同伴もアリですって? もちろん
「中学生を一名連れて行きまーす!」と書きました。
この「H3」というのがなんなんだか知りゃしませんが、なにはともあれブラジル人だそうなので。

出かける前に一応フェスティバル・トーキョーのページで確認確認。
なになに?
「哲学するヒップホップ」
わからんわー!
えーとえーと、
「ストリートダンスを出発点に、ヒップホップの動きのシークエンスを分解」
ますますわからんわー!!

とにかくダンスだということはわかりました。
ブラジルのストリートから登場した、哲学するヒップホップダンサ ー、ブルーノ・ベルトラオ率いるグルーポ・ヂ・フーアの公演なんだって。
よーするにブラジル人による、ブラジル人並みに凄いダンスなのでしょう、きっと。うんうん。

会場は維新派を観たのと同じ、にしすがも創造舎体育館です。
ここは梅子にも馴染みの場所。ダンスや演劇のワークショップに通っていましたから。

黒光りするリノリウムを貼っただけの床。客電が落ちる前に、のっそりと男の人がひとり、ふたり、壁に沿って現れます。尻までずり下げたジーンズにくたびれたTシャツ。がっちりした体格。むむう、あれがダンサーたちだわね。
自動車が行き交う効果音をバックに、ダンサーの肉体が跳ねました。
すごい、そのスピード、緩急、表現力。
決して美しい動きではないんです。むしろ暴力的といっていいほどの荒々しさ。
跳んで、回って、走る。風を感じるの。いや、比喩じゃなくて実際に。それも疾風台風
このステージを表現する言葉が見つからないよう。おーい、You Tube〜〜〜!!

あったあった♪ いやぁ、助かるわね。ふー(汗)


梅子に感想を聞いたら
「さすがブラジル人揺れるハート
はいはい、お約束の反応ですね…って、それだけですかっっ?!

しかし母は知ってるんだからね。途中梅子が爆睡していたことを。
「部活でへとへとになってたんだよう。一番前の席で寝たら悪いから、梅子だってホントは寝たくなかったよう!」
もうちょっと気の利いた言い訳は思いつかないもんかね?(笑)
posted by ひそそか at 21:47| 東京 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月09日

ゲージツの秋〜維新派編

ひょんなご縁で私も参加することになった「フェスティバル・トーキョー」が始まっています。

「神曲ー地獄編」まではまだ一ヶ月以上あるけれど、気分的には徐々に盛り上がってきましたよ♪
われわれエキストラはノーギャラですが、その代わり・・・というのかな、このフェスティバルにラインナップされている中から希望の演目2つに招待して貰えることになっています。
えっ?しょーたい?ただ?タダですわよーーー、おくさま!!
「只」と聞いただけでご飯お3杯はいけるワタクシ、早速申し込みました。

んーと、どうしようどうしよう。どれも観たいよ。4つ…いや、3つじゃダメ?
もちろんダメですよね〜。
迷いに迷い、熟慮に熟慮を重ねた挙げ句、まず見せて貰うことにしたのが、これ。




「維新派」という大阪の劇団です。実は四半世紀以上前から気になっていた劇団。
しかし東京で観られる機会は非常に少なく、あったとしても行けなかったりして
そのうちに自分が思いを寄せていたことすら忘れてしまうくらいの長い年月が経って…
その維新派がフェスティバル・トーキョーに来る!これを運命と言わずしてなんと言う。
はい、鼻息荒く乗り込みます。待ってろよ、維新派!積年の思いを今ここで!!(違)

舞台上には無数の骨格標本。薄明かりの中に浮かび上がる白いホネ。
ひとつひとつが箱に入っていて、それを役者が動かしながら舞台装置が転換していきます。
全員白塗りの役者が不思議なリズムに乗って単語を反復変化させていく。
演劇というよりむしろ、ダンスと呼びたい体の動き。
妙に懐かしいようなノスタルジックな気持ちと、異次元を覗き見るような居心地の悪さとの
境界上に置かれて、心細いような泣きたいような気分になるの。

台詞らしい台詞も、ストーリーらしいストーリーもありません。
この上演形態って「ヂャンヂャン☆オペラ」って呼ばれているんですって。
大阪下町「新世界」にジャンジャン横町ってあるの?それに因んだんだって。
って、わからんわーい!
ああ、行ってみたくなっちまったよ。ジャンジャン横町。
そこのアナタもそこのアナタも、知ってんだったら教えておくれでないかい。

それにしてもこの維新派という集団、舞台美術・音楽・構成すべてにおいてクオリティの高さは相当なモノでした。
「もっと早くに出会っていなかったことが悔やまれる」ってことってありませんか?いやいや、男女の仲とかそーゆーことじゃなくってさぁ。
私の場合は赤瀬川原平師匠が楽しげに遊んでいたハイレッドセンターなんつうものをリアルタイムで面白がりたかったし、伝説の読売アンデパンダンから直に刺激を受けたかったし、エスタブリッシュドになる前の、ハチャメチャやってた頃の唐十郎の芝居を観たかったとも思う。記録で見るより、同時代人として皮膚で感じたかったと。
維新派にしたって、本当はもっともっと早くに観ておけばよかった〜!!
だけど失われた時を嘆くよりも、いま出会えたことに感謝しましょう。
オボエテロヨ、維新派!ロックオンしたかんなー。

こんなふうに、同時代人として空気を分かち合えるって幸運なことだと思うの。
例えば村上春樹の小説を彼の同時代人として読める幸運、と同じように。

さて、舞台がどんなだったかなんて言葉で表現するのは難しすぎて私には無理。
と匙を投げておいて、思いついたことを書き留めておくことにします。

まずは白塗り。
白塗りといえばアレですわよ。大駱駝艦。
こんなよ、こんな。↓
らくだ.jpg

けれど維新派のは全然アングラっぽくないんですね。
四谷シモンの人形を彷彿とさせます。
白く塗った無表情の顔。この劇団の独特の世界観を表現するには、生身の人間臭さを前面に出さないことが効果的なのでしょう。
しかし唐十郎なんて白塗りしてても充分人間くさかったけどな。あれはちょっと別格。(笑)

で、今回は<にしすがも創造舎>という、廃校となった小学校の体育館がステージでした。
聞いたところによると維新派というのは本来公演の度に自分たちで芝居小屋を建て、
公演終了後に解体・撤収するスタイルを持っているのだとか。
去年は琵琶湖に水上ステージ作っちゃったんだとか。
それだけで私はもう四半世紀前にタイムスリップしちゃいます。
赤テントの屋台崩し。花園神社の夜空高く飛び去っていく唐十郎。
どこの劇団だったか忘れたけど、上野不忍池へと漕ぎだしていくラストシーン。
当時は結構みんなやっていました。
第三舞台の鴻上さんもテントをパカッと開けて大隈講堂見せてたし。流行りだったのかしら。
劇空間からいきなり現実世界を見せられると、現実と非現実の境界がどろっと溶けて
異界が顔を覗かせるような奇妙な感覚に襲われたものです。あれは愉しかった。
維新派もやってくれ〜。今度はぜひぜひオリジナル小屋での公演を観たい!

あ、琵琶湖の動画があったので貼っておきますよ。ぺた。


あとね、こっちの動画は維新派がどんなのかが伝わりやすいかも。



ほっほっほ、言葉で説明できないからって動画に逃げるわたし。You Tubeって便利便利♪

しかしなぁ、役者たちの身体、よく鍛え抜かれてたわ。
そうよね。舞台表現する人間は、身体能力の高さが不可欠よね。。。

むむ。
むむむむむ。

だめじゃん、私。ぜんっぜんだめじゃん。
あと一ヶ月しかないけど一念発起、なんとかすることにしました。
とりあえずWii FIt 2買ってきたよ。がんばるぞー!!手(グー)

**********************************
関西地方のみなさまへ業務連絡
posted by ひそそか at 18:59| 東京 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月07日

ゲージツの秋〜アイ・ウェイウェイ編

というわけで、会期終了直前に駆け込み鑑賞してきました。
六本木森美術館で開催されていた「アイ・ウェイウェイ展−何に因って?」
これ7月下旬からやっていたのに、まだまだ終わらないと思っているうちに夏が過ぎて冬が目の前。。。(最近こういうことがやたらと多い)

一昨年ドイツのカッセルで開催された「ドクメンタ」という歴史ある国際美術展で一躍注目を浴びた中国の現代アーティストです。北京オリンピックのスタジアム「鳥の巣」の設計にコラボ参加したことでも話題になりました。

いやはや、これは文句なくすごい!
今年のカレンダーはまだあと2枚(もうあと2枚?!)残っているけれど
多分今年観た展覧会のナンバーワンですっっ!←コーフン中

さっくり解説しますと、60年代に美術界を席巻したムーヴメントに「ミニマル・アート」というのがありまして、これが何かといえば
視覚芸術におけるミニマリズム(Minimalism)であり、装飾的・説明的な部分をできるだけ削ぎ落とし、シンプルな形と色を使用して表現する彫刻や絵画(Wikipediaより引用)
なわけです。
つまりこんなのだったり。
ジャッド1.jpg ジャッド2.jpg
(↑ミニマル・アートの代表的作家ドナルド・ジャッドの作品)

で、アイ・ウェイウェイもまたその流れを汲むというか、
1m立方だとかの基本的な数値の単位にこだわった作品を作っています。

「1m立方のテーブル」
AWW cube table.jpg

「1トンのお茶」サイズはもちろん1m立方。(笑)
AWW1.jpg
雲南省のプーアール茶ですってよ、おくさま。
100gで6000円の高級茶だったらいったいいくら?!
会場に入った途端に鼻先をくすぐった、なんともいえないいい匂いの正体はこれだったのか。

先に進むと匂いはさらに濃厚になります。
「茶の家」
AWWウーロン茶ハウス.jpg
これはプーアール茶を20cm立方の塊にしたものを積み重ねて作られているの。
地面も茶葉。びっしりと茶葉。

ジャッドらミニマル・アーティストの目指すところは作品の無機質性です。彼らの作品コンセプトを際立たせるためには「人間臭さ」は排除されねばなりませんでした。だから素材にはあえて金属やベニヤなどの工業素材を規格そのままで使ったり。
アイ・ウェイウェイの作品はそこが大きく違う。非常に有機的で、なんというか素材の息づかいが伝わってくるような魅力があります。私はこっちのほうがずっと好き。いや、ジャッドはジャッドでもちろん凄いんだけど。

そして「一杯の真珠」
AWW淡水パール.jpg
中国で養殖された真珠がですね、でっかい器にてんこ盛りでしてよ、おくさま!
しかしここまで無造作にがっつり見せられると、なんだかもう別物です。
ネックレスになっていれば「きゃあ♪」なのですが、なんですかこの圧倒的な無造作感。
これをやられたら「もうお腹いっぱいです」と降参するしかないような。
そ、あの芥川龍之介の『芋粥』の主人公の気持ちが少しわかった気がしました。(笑)
いやぁ、それにしても美しい。
真珠としての美しさよりも、アート作品としての美しさが迫ってきます。
土くれや木っ端やコンクリを「美しい」と感じさせるのもアート。
それが真珠であろうと同じこと。でも真珠ですよ、おくさま!!(しつこい)

次の展示室では天井いっぱいにとぐろをまく蛇。
AWWリュックドラゴン1.jpg AWWリュックドラゴン2.jpg
この蛇は中国の子どもの通学カバンで出来ています。
四川大地震で亡くなった子ども達へのレクイエム的作品だそうです。
「すべてを懸けて守ろうとしてきた存在が、永久に奪われてしまった」
作品ガイドから流れてきた、子を失った親の嘆きが胸を刺しました。

アイ・ウェイウェイは作品の素材として、好んで歴史的・伝統的な価値のあるものを用います。
さらにジャッドらがしたように、彼もまた自分の手で製作に携わることなく外注に出すのですが、それは「工場」ではなく、どちらかといえば「工房」。
クギを一切使わない「組み木」という、職人の伝統的手法によって形作られるのです。

たとえば、こんなふうに。
AWW寄せ木工法.jpg
大量の木材(取り壊された古い寺院ですって)が複雑に組み合わされている様子がわかりますか?
全体を上から見ると、中国の形になっているんですって。

そしてこれも古い箪笥。花梨材って綺麗〜。作品名は「月の箪笥」
AWW満ち欠け箪笥.jpg
真ん中に穴ぼこが空けられて家具としての用をなさなくなっていますけど、いいの。
この箪笥の周りをゆっくりと回ると、穴ぼこの形が月の満ち欠けのように変化します。
穴から向こうを覗くとこんな感じ。
AWW月の満ち欠け.jpg
箪笥の中に宇宙を思わせる壮大なスケール感があって、好きな作品でした。
もひとつオマケに、家具としての用をなさないテーブル。かっくいー!
三本足テーブル.jpg

長くなってすみませんね。でも面白い作品ばっかりで省けないのだっ。
AWW永遠チャリ.jpg
これは中国の大手自転車ブランド、その名も「永久」社のチャリンコを繋げた作品。すごい綺麗。
このあたりまでくると「コンセプトが〜」とかどうでもよくなってきちゃいました。
ここまで美しい構造物を作ってくれたら、もういいよって。

AWW彩色壺.jpg
ただの彩色した壺に見えますか?見えますね。
でもこれは後期石器時代の、考古学的にも価値あるものざます。
塗ってしまえば、ただの壺。アイおじさんはそう言いたいに違いない。(きめつけ)

撮らなかったのですが、この壺の脇の壁にはアイおじさんのどでかい写真。
写真の彼が何をしているかと言えば、
1枚目:しらばっくれた顔をして、手にでかい壺をもっている
2枚目:しらばっくれた顔をして、壺から手を離している(壺落下中)
3枚目:しらばっくれた顔をして、足元で粉々になった壺を見ようともしない
割れてしまえば、ただの壺。しかしこの壺ってば漢王朝の貴重品ですってよ!!
ひー!なんちゅうことをするんじゃ、このオッサン。

私の中でアイ・ウェイウェイという作家のイメージがだんだん形を成してきました。
「既成の価値観の破壊と新たな価値の創造」
・・・・・めっちゃありふれたフレーズやんけ。orz
でも!でもね、それをここまで美しく刺激的に面白く表現する作家であれば、私にとっては文句なく花丸ですのよ。
ちょっと気取って言えば、価値を破壊してみせられることで、モノと社会とのかかわり、モノ自体の本質を改めて考えさせられるのがアイおじさんのゲージツです。そして「破壊の快感」の甘美な共有。(←気取ってもこの程度か>わし)

清時代の寺院や工芸品で構成されたインスタレーション。
AWW原材料寺院.jpg AWW原材料寺院2.jpg
コレ欲しい。家の中にあったらきっと楽しい。
こういう内装の居酒屋開きたい。(妄想中)

さて、最後の展示室に向かう通路には、椅子が並べてあります。
AWW1001分の8.jpg AWWメッセージ.jpg
これまた清時代の椅子。壁面には作家のメッセージが示されていて
このちょっとした空間が次の展示へのイントロダクションになっているんですね。

最後の展示はアイ・ウェイウェイが2007年のドクメンタで行ったプロジェクト(=作品?)を記録したドキュメンタリーフィルムでした。
その作品のタイトルは「童話」
ドクメンタが開催されるドイツの都市カッセルは、かのグリム兄弟の町でもあるのです。
童話の内容はといえば「1001人の中国人をカッセルに連れて行く」。
生まれてこのかた自分の村から出たことのない人、
パスポートを取る前にまず自分の名前を決める必要があった少数民族の女性。
プロジェクト遂行のためのさまざまな壁が立ちはだかりますが、根気よく説明し、説得し、ついに一行はカッセルへと旅立ちます。体験し、学び、そして見られるために。
そう、彼らは「作品として見られる存在」となるのです。1001脚の清時代の椅子と共に。

ーーーこれは作品ですか?
ーーー形ある作品を作る人は、ここ(カッセル)にはたくさんいるよ。ひとりくらい作品を作らなくったっていいんじゃない?


インタビューのワンシーン。この部分に妙にウケてしまいました。こういうへそ曲がりオヤジって私のタイプだったりして。(笑)

1001人の中国人がカッセルへ行く、これは芸術なのか?という問い。
彼らはただの見せ物なのではないか?という疑問。
「芸術的行為」って、なに?

しかし間違いなく言えるのは、作品「童話」はとんでもなく刺激的な試みだということ。
面白いことやってやろう、何かを動かしてやろう。作家の心意気は確かに成功していたかと。
1001人の中国人たちは芸術の祝祭空間の中で人々とふれあい、有形無形のメッセージを伝え、受け取り、動かしていました。「何か」を。
うん、私がアイ・ウェイウェイの世界に共振するのは、彼自身が「面白がって」芸術活動をしているからなのだと思います。小難しいコンセプトもいいけど、苦しんで作品を生み出すのもいいけど、それよりなにより「面白がって」るのがいちばん「面白い」。
一応断っておきますけど、アイ・ウェイウェイって結構深遠なコンセプトを持っていたりするらしいんですわ。でもそういうのをありがたがって、眉根を寄せて鑑賞するのは私のスタイルじゃないのかも。
もちろん、コンセプトを理解しているからこその面白味は否定しません。この展覧会にしたってアイ・ウェイウェイがどういう作家で、どんな意図を持って製作活動を行っているかの理解があって、その上で楽しんでいる私がいるから。でもでもやっぱり「作り手のワクワク感が受け手のワクワク感を誘導する」んだと思うの。

正直言うとドキュメンタリーフィルムってあんまり好きじゃないのですが、この記録映像は途中で席を立てませんでした。たっぷり2時間以上も。だって面白過ぎちゃって〜。
「オレの仔馬の世話をよろしく頼むぞ〜」と言いながら、山村から旅立つおじさんの姿。
嵐で倒壊した自分の作品を観て「すばらしい!私が作っただけではこんなに面白い作品にはならなかった。これはこのままにしておこう♪」と大喜びするアイ・ウェイウェイの姿。
さまざまなディテールの、作り物でない面白さと説得力。
そーそー、このフィルムを観るための椅子は、カッセルに行った1001脚の椅子の一部(200くらいあった?)でした。

気がつけば、ああ、梅子がとっくに帰宅している時間じゃないか。
つか、普段ならとっくに晩ご飯食べ終わってる時間じゃないか。わはは。

私ってば、梅子が中学生になってから帰宅が遅くなることが多くなったわ。
わはは、わはは。
そしてひそそかの秋の夜遊びは、まだまだ続くのであった。
オープニングパーティでもないのにバシバシ写真を撮っているそのワケは・・・
posted by ひそそか at 00:22| 東京 曇り| Comment(4) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月05日

ゲージツの秋〜レベッカ・ホルン編

「今夜ソフィ・カルのオープニングが現美(←東京都現代美術館)であるんだけど、一緒に行く?」
「行く行くー!手(パー)

というわけで、夕方ムッシュと出かけることになりました。
6時半から始まるってことは、梅子にお留守番させなくちゃだけど
もう中学生なんだから大丈夫でしょ。
温めるだけでいいように、大きなお鍋にシチューを仕込みます。
んん?メール着信。mail to

「間違えたー!ソフィ・カルじゃなくてレベッカ・ホルンだった!!」


どこをどーすればそういう間違いになるのさ。(爆)
現代の女性アーティストという以外に共通点ないし。
でもいいわ。レベッカだったらなおさらそそられます♪
彼女の大規模な個展が日本で行われるのは今回が初めてだと思う、多分。

始まる前にちょいとカブ子の家に寄り、美術館に到着するとものすごい人・人・人。
どしちゃったのさ〜。
この美術館にこんなにたくさんの人がいるところを初めて見たかも。(笑)

この日、他のいくつもの展覧会との合同レセプションだったようです。
「スウェーディッシュ・ファッション−新しいアイデンティティを求めて」
「ラグジュアリー:ファッションの欲望」

なるほど、どうりでやたらとファッショナブルな人々が目に付くわけだ。
この美術館にこんなにたくさんお洒落な人が(以下自粛

くだらないこと言ってないで、作品をご覧いただきましょう。
オープニングのいいとこは、大きな顔して写真をバチバチ撮れるところです。

羽根を使った作品や電気仕掛けで動くインスタレーションでつとに有名な彼女ですが、今回鑑賞者の注目を浴びていたのは、これ。
レベッカ・ホルン1.jpg
天井から吊り下げられたグランドピアノです。
通常はこんなふうになってなくて、普通に逆さに吊り下げられている状態ですが、いや、それだけでも充分に普通じゃありませんが、時々この画像のようにいきなりどがしゃーん!という音と共に中身がべろりんちょと飛び出してくるのです。
なっ、なにをしたいんだ!この人。脅かしたいのか?そうなのか。
充分びっくりしたわい。ハァハァ。

壁面上方に塗料と繋がれたチューブがセットされていて、それが時折ブンブンブンと機械で動き、ドローイングを描く作品。
レベッカ・ホルン3.jpg レベッカ・ホルン2.jpg
壁に近寄ってよく見ようとしたら間違いなく飛沫を浴びます。
つか、毎日動かしていたらそのうちここの部分が真っ黒になってしまうのでは?
レセプション中は機械が動くだけで塗料が出ないようになっていましたが
会期中はどうなるのかしら。

レベッカ・ホルン4.jpg
床になみなみと湛えられた液体。
照明があてられた水面が壁面に映し出されていて、それはそれは美しいこと。
じっと見ていると、これまた機械仕掛けでした。
波紋が生み出され、その波模様がゆらゆらと壁に幻想的な世界を作ります。

この展覧会は作品の見せ方(展示方法)も非常に素晴らしく、
思わず「すごい!」と口にしてしまいたくなる内容だったのですが
しかしこのレベッカおばさんのやりたいことがいまいちピンとこない…。
この人絶対面白い!それは直感的にわかるんだけどなぁ。

オープニングのスピーチで、レベッカは言っていました。
「この展覧会は、できればもっと人の少ないときにゆっくり観てほしい」
レベッカ・ホルン5.jpg(左から4人目がレベッカ)
なるほど、そうかも。
レセプションパーティってやたらと知り合いに出くわしてしまうから
「やあやあ、お久しぶり」「最近どーですか」みたいな話ばっかりしてて
ちゃんと鑑賞できないのです、私の場合は。
たくさんあった映像作品なんてひとつも観られなかったから、会期中にもう一度行ってみます。
だってくやしいじゃん。きっともっとガツンと響いてきそうな予感がするんだもの。

今回の収穫その1
何人かから「六本木のアイ・ウェイウェイすごく良かったよ!観てないの?」と教えてもらったこと。
会期終了まで10日もないってー!どーして誰かもっと早く教えてくれないのさっ。
「え?ひそそかちゃん観てないっけ?ボクは行ったよ。よかったよ」
なんですってーーーー! ボコ!!!パンチ

収穫その2
以前本を作っていたときに一緒に頑張ったパートナーとほぼ10年ぶりの再会。

収穫その3
以前本を作っていたときにしごいてくれた編集者と半年ぶりに再会。
「あのさ〜、ひそそかちゃんってやっぱりこういう場所にいるのが似合う人だよ」
えーっと、それはもしかして「もっと仕事しろ!」と言いたいのか言いたいのか?
そ、そうですよね。はい、働きます。

作家の紹介及びその他の作品写真はこちらでどうぞ。
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/107/

*************************************

どうでもいい話
posted by ひそそか at 16:22| 東京 晴れ| Comment(4) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月03日

違いのわかる幼児

「きみどりの髪に付けるお花届けるよ〜」
「わざわざいいよ。当日でも大丈夫」
「でもこれから近所に行くから、ついでに寄るわ」
「どこに用事があんの?」
「木場の現代美術館でオープニングパーティ」
「ちかくないよー」
「私にとっては近いよ」


そして翌日。

「きみどりにネックレス作る約束してたのすっかり忘れててさ、今朝作ったからこれから持って行くね」
「わざわざいいよ。当日でも大丈夫」
「でも今、近所にいるからついでに寄るよ」
「どこにいるの?」
「有楽町で展覧会観たとこ」
「ちかくないよー」
「私にとっては近いよ」


私の家は東京23区の西、カブ子んちは東。
なので真ん中より東寄りに行くと、私基準では「ご近所」なんだけどなー。
フランスに友達が住んでいたら、インドあたりまで行けば
「今ちょっと近くまで来たからついでに行く〜」とか言いそう。(笑)
会社勤めの頃なんてヨーロッパに出張に行くことになったら
「じゃあついでだから帰りにNYに寄ってきてくれ」なんて言われたもん。
って、どーゆー帰り道なんだよっっ!!よかった、地球が丸くて。

まあそれはいいとして、さらに翌日。
ついにきみどりのデビュー当日がやって参りました。
そう、ピアノを習い始めた我が姪っ子、レッスンを始めたての頃はピアノの前にジッと固まったまま鍵盤に触れようともせずに先生を困らせたのだとか。
それがもうちゃんと曲を弾くようになったんですのよっ。(感涙)
ああ、これが張り切らずにはおらいでか。
ドレス選びに口を出したり、戸惑うカブ子に大量のパニエを押しつけたり、
そうだわ、頭にゃお花を咲かせねばかわいい首元はキラキラさせなくちゃぴかぴか(新しい)
しかしそこはワタクシのこと、いっぺんに思いつけばいいものを
五月雨式に「あ、そうだ!」「あ、そうだ!」といちいちお騒がせなヤツですみません。

こうなったらいっそ着物を着せちゃおうか!だの
「いぬのおまわりさん」歌うときに(ピアノの他に歌の発表もあり)、
ネコの着ぐるみ(←昔ハロウィン用に作ったマリーちゃん)着せちゃおうか!だの
ひそカブ姉妹が相談すると、ものごとがどんどん妙な方向へと転がりそうになり、
しかし最終的にはきみどり、カブ子、そしてバカ伯母ひそそか全員納得のドレスに落ち着きまして。
きみどり&梅子.jpg

トリさんのご両親も鹿児島からやってくるわ、のっぽ&笑子もカメラを抱えて乗り込むわ
当然我が家も一家三人揃って押しかけるわ・・・
「法事みたいだね」(カブ子談)

「きみどりちゃん大丈夫かしら?『いやっ、弾かない!』って言い出したらどうしよう」

笑子が本気で心配しています。オロオロ。
うーむ、私も見たことあるわ。梅子のお友達の発表会で
「ぎゃー!!いやーーーー!!!ぅわああああぁぁぁああんどんっ(衝撃)
と泣き叫びながら舞台に引きずり出されて、そのまま「ふぎゃああぁぁぁん!」という
泣き声のみを残して反対側へ退場した男の子。
プログラムの最後にもう一回出てきて弾いたけど。(笑)

ああ、しかし幸か不幸かきみどりはブログの美味しいネタになることもなく
(「幸」ですよ、もちろん!!)
キッ、と前を見据えてぺこりとお辞儀をしたかと思うと
びっくりするほど落ち着いて堂々と演奏しました。すごいっっ!

しかし何よりスゴイと思ったのは、プログラムの最後に満を持して登場した
特別出演者による演奏を聴いた後のきみどりの感想。

「いまのはホンモノだったね〜〜揺れるハート

恐るべし、4歳児!! ネスカフェゴールドブレンド。(古っ)
posted by ひそそか at 13:00| 東京 晴れ| Comment(8) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする